私は、平成6年(当時27歳)に、前身の浪花女子高等学校(現、金光藤蔭高等学校)に非常勤講師として着任以来、今年度で28年目を迎えました。小学生のころから保健体育の教員になることを志し、中学から大学までは大好きなバスケットボールに打ち込みました。中学・高校と厳しくも熱い指導者に恵まれ、大学では厳格な規律のもと四年間を過ごしました。その十年間で経験した、数々の楽しさ・苦しさ・喜び・悔しさは今でも鮮明に残っています。今となっては、“創造力”や“忍耐力”はその賜物だと自負しています。
教員になった時、ひとつの目標を立てました。それは、自分には手の届かなった全国大会へチームを導くことでした。幾度となく悔しい経験を経て、38歳の時、全国大会出場を果たすことができました。その時の感動は今でも忘れません。今でもコートに立ち、生徒たちと夢を追いかけています。
高校での三年間は人生において必要な要素(礼儀・協調性・創造性・忍耐力など)を身につけることは勿論のこと、その上で、自分自身の将来を見据え、“夢”を見つけ、それに向かって突き進む“推進力”が求められます。
この金光藤蔭にはその指針となる「特化した4つのコース」があります。学問・IT分野・芸術・スポーツはもとより、今まで気づかなかった自分の可能性の発見や、全く新しい自分に出会うかも知れません。君たちの未来は、無限に広がっています。その基礎を築く高校生活をこの金光藤蔭で共に謳歌しましょう。本校でのチャレンジを全力で応援してくれる情熱溢れる先生たちが、君たちの入学を心待ちにしています。